おおいたジョブステーション(おおいた産業人財センター)
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2026.03.03
相談員コラム35【仕事を任せられるとは】

 23歳の宮大工、萱場けやきさんが棟りょうとしてデビューするドキュメンタリーをみた。
 
宮城県にある長泉寺にお堂を建てた。
 
師匠が描いた図面を見つめて、屋根の上と下とを結ぶ曲線が難しく、図面にないものを見出さなければならないことに言葉を失くしていた。

 
萱場さんは中学卒業後15歳で入門し、わずか8年で棟りょうとなる大抜擢だが、最初の2年は木に触れず年上の同期が辞めていく中でも建てたい気持ちが強かった。
 
皆が認める根気強さを持つ萱場さんは「加工したもののよしあしが皆の目にさらされるのが現場」と静かに話した。
 

 一方で、師匠である現代の名工小川三夫さんは「仕事は任せなければ伸びない。
 
責任を取らなきゃ」と話す。
 
「早すぎても潰れてしまうし、遅すぎても腐ってしまう。任せたら、その人間はそれが完成したら凄く大きくなる」と力を込めて語った。
 
 私も人を伸ばしたことはあるが、育てたと言えるようなことはしておらず、人が育つ環境に気を配った。どうやって仕事を理解させていくのかを常に考えていた。
 
 つまり、どの仕事も上司には部下に任せる期待と勇気が必要で、そのタイミングが重要だ。部下は、任せられる前に辞めてしまうと何も掴めず成長しない。(リュウ)

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