以前いた会社の後輩の定年退職祝い会に出席した。
幹事からの依頼を、私は二つ返事で答えた。
なぜなら、定年を迎えたのは、私のヘッドハンティングに対して快く入社してくれた男だからだ。
私のいた会社は、彼のいた会社と一緒にシステム開発や運用を進めたことがあった。
その時、彼の能力や人間性などを高く評価していたので、私のいた会社のIT部門が窮地に陥った時に、彼をヘッドハンティングすることにした。
まずは、親分肌で面倒見の良い彼の上司に許可をいただき、声をかけた。
「うちに来て、新たなシステム開発を手伝って欲しい、IT部門の立て直しに力を貸して欲しい」とお願いした。
彼は二つ返事で引き受けてくれた。
彼は、国内に留まらず海外にも渡りシステム開発に奔走し、期待通りの成果を重ねた。
私は、その活躍ぶりと築いた人脈を見て、私が彼を誘ったことに間違いなかったと思っていたが、今回、多くの部下や後輩が彼を慕う姿を見て、改めて、彼の会社人生は幸せだったと確信した。
肩の荷がふっと下りた気がした。
今回、人の人生に関わる仕事の重みをしみじみと感じた。
これからも「幸せな人生かどうかは、定年退職を迎える時まで分からない」と言うだろう。(リュウ)
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