ヨガをしていると、どの先生も「人を見ないように」と言われる。
人が集まると、自分より出来る者もいるし、出来ない者もいる。
ともすれば、自分が一番出来ない人なのかもしれない。
先生は、ヨガというものは自分に向き合うものであり、人と比べるものではないからと話し注意する。
人より出来て慢心しても将来の成長は無いし、人と比べて出来ていないからといって無理をして身体を痛めては本末転倒だ。
それよりは、自分に向き合い、自分ができる範囲で地道な努力を日々重ねていくことが、将来への成長と健康につながる。
これは、仕事でも同じだ。
私が公務員として働いていた時には、とうてい足下にも及ばない先輩方ばかりだった。
私は、まねをしても追いつかないと考え、自分の得意なものを探し、それを磨く工夫をした。
民間企業に転職しても同じで、昇格試験で好成績を収めたところで、仕事では有名大学を首席で出た先輩には遠く及ばなかった。
運よく教育熱心な上司に恵まれ、上司と前述の先輩から出された課題から逃げずに取り組み、自分を変え成果を出した。
だから皆さんにいつも言う「変えられるのは自分と将来だけだ」と。
「自分には締め切りはない、まだ間に合う」と。(リュウ)
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