おおいたジョブステーション(おおいた産業人財センター)
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2025.10.09
相談員コラム15【進路選択の思い込み】

日本でも女性総理の誕生が現実味を帯びてきた。
視点を変えると、そもそも政治家が男性の職業というアンコンシャスバイアスが根底にあるから困難な道になっているのではないだろうか。
 
さて、就活に目を向けると、学校で進路を決める際に、理系と文系という学問上の選択をする時に、数学に対する自信があるかどうかという思い込みが心理的に影響を与えているという報告がある。
「自分にはできないのではないか」という先入観を持つようになるという。
そして、女性に先入観を持つ人が多いという。
男女の差によらず、本人の適性と希望を汲んだ進路指導をして欲しいものだと思う。
 
私がIT部門にいる頃、女性のプログラマーを育成することになり、私は製品の倉庫にいた女性を指名した。
前職は保母でコンピューターの知識は無かったが、短期間で一人前に成長した。
プログラミングを習ったことがなくても、彼女は几帳面で熟考するので、プログラマーになれると私は確信していた。
 
新卒でも、転職でも、就活をする人は、今までの自分の進路はどうやって決めたのかを振り返ってみてはどうだろうか。
そして、そこに先入観や思い込みは無かったか、改めて自分を見つめ直すことは大切だ。(リュウ)
 
(注)アンコンシャスバイアスとは、無意識の偏見や思い込み
 

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